kamaitati1106's diary

某大学教員の備忘録など

卒論中間審査

どこの大学、どこの学部でも最近は開催することが多いであろう卒論中間審査会。去年、着任直後のやる気満々の私のやる気を見事に打ち砕かんばかりの低クオリティな発表が多かったことが印象深かったが、今年も低クオリティだった。1年で変わるわけないよね。

 

「まだ勉強不足で…」という言い訳が目立っていたが、多分何年勉強しようがそういう人たちは永遠に勉強不足なので、できれば卒論書かずに or 勝手に作文レベルのものを書いて卒業して欲しい。そんな学生にさえ卒論テーマを与えなくてはいけないなんてバカげている。研究テーマは我が子同然であり、カス学生に与えるのもはばかられる。なので、予備実験的なものを与えるに尽きる。これしかない。

 

ただ、学生 = カス、というわけではなく、真面目な学生、真面目じゃなかったけど心を入れ替えた学生は良い。自分と比較すると進捗は遅いけども、一緒に研究していて悪くない。日々、新しい知識を蓄積できること、真面目な学生と一緒に研究を進めて新しい発見ができること、良い面もある。